今後のための自分のメモという側面が大きいけど、いつか誰かの役に立てば甚だ幸いである。
1.コンセプトを考える
とにかく、まずはどんなサービスを作るのか考えた。難しいことはとにかく考えない。
作る目的が「一人でWebサービスを企画・設計・実装・リリースすること」だったので、別にこれで一発当ててやろうとかそういうことは考えなかった。つまり、マネタイズとかそういう難しいことは一切無視。そういうのは一人で全部作れるようになった後で考えれば良い話。
で、結局「アプリとかWebサービス作ってみたい人と、何か面白い企画に参加したいエンジニアのマッチングサービス」に落ち着いた。
理由はいろいろあったけど、「こういうの作りたいけど自分じゃできないんだよね!」って人と「作ることはできるんだけど、こういうの作ったらウケるんじゃないか?っていうのがわかんないんだよね!」って人の両方に会ったことがあって、じゃあマッチングサービスでパートナー探せたらその企画実現できるんじゃない?って思ったのがきっかけ。そこから先はあまり悩まなかった。
クラウドソーシングとの違いは、業務委託みたいな形じゃなくて、あくまでパートナーを探すという部分。何か違うなって思ったらどっちからでも関係を解消できたり、逆に最初は募集って形だったけど、それから意気投合して一緒に起業、とかも全然良いと思った。
その代わり、プランナーもエンジニアも自己責任の部分は大きくなるけど。
2.必要な画面とざっくりしたレイアウトを考えてスケッチする
どんなのを作るのか決まったので、今度はどんな画面が必要になるか考えてみた。
TOP画面があって、ログインがあって、マイページがあって、とかそういう一般的なもの。
普通はツールとか使うのかもしれないけど、個人PJだったので面倒そうな手順はスキップしてnu boardっていうノートみたいになってるホワイトボードにとにかく描いては消し描いては消し、これでいこうって思ったらスマホでパシャリ。せっかくだから画像を貼ろうかと思ったけど、見当たりませんでした。その程度の重要度。ここで決めたからってその仕様に縛られる気は全然無かった。あくまで目安。
同じ手法で、画面レイアウトのスケッチも描いた。これも超適当。ボタンは描いてるけど字が汚くて何のボタンだっけ?ってなったのもあるし。とにかく自分が作るゴールをぼんやりでいいから描くことが大事。
3. モックアップとプロトタイプを無視する
ここまで出来たら、後は清書のつもりでPhotoShopで画像に起こして、設計書代わりに…とか、まずはひとまず動く簡単なものをProttとかPencilで作って、ユーザーにインタビューして…とか、スタートアップ系の記事とか書籍で書かれてそうなものは無視した。だってチームじゃないもん。個人だもん。
スケッチを綺麗に清書するのはチームで作るときにイメージを共有するため、プロトタイプで先にインタビューするのは、コストを回収できるだけのニーズがあるのかとか、根本的にユーザーを見誤ってないかとか、エンジニアを探して依頼したりする前にきちんと仕様を確定させるため。だと思ってる。
ので、一人で作るからイメージの齟齬は発生しないし、何か違うなって思ったら自分でガンガン改修する分には不要だと判断した。
個人PJはむしろ一気に作ってしまわないとモチベーションが低下するのでできるだけ省ける工程は省くのが理想だと思う。
ちなみにここまでで約3ヶ月くらいかかったような気がする。(感覚なので正しいかはわからない)
長くなってきたので、次回に続く。
初めて一人でWebサービスを作った手順をまとめてみた(2)