長いので結論から
HDDの開発用PCが遅くなってきたので、思い切ってSSDを買ってきて入れ替えた。500GBのHDD -> 500GBのSSD
Linux Mint 17 -> Linux Mint 19
になりました。換装自体は特にトラブルは無かったけどいくつかうまく動かない部分があったのでそっちについては後日書きます、というお話です。
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最近はSNSとか見ててもみんな当たり前のようにMacを使って開発環境を作ってる人が多いように思う。まぁ自分もMacは持ってるし、勤め先で使っているのもMacだ。使いやすい。それはわかる。でも自分はちょっとそういう王道みたいなのがあまり好きではないらしく、自宅PC兼個人開発の開発機として、ネットショップで3万円台で買った激安PCを使っている。
激安ではあったがそのままでは使えないくらい激遅だったので、メモリを8GBに増設してLinux MintというLinux OSを入れてずっと使っていた。これがまたすごく軽くて、非常に快適に使っていた。HDDなのであまり速いわけではなかったと思うが、自分にはこれで十分だと思った。
それから4年近くが経ってから、ふと思った。「うわっ…私のPC、遅すぎ…?」と。
実際4年も使ってきた影響で遅くなったのか、最近はSSDが主流になり、勤め先で触るPCも自宅で使うサブ機もSSDになってきて相対的にそう感じるようになったのかはわからない。が、とにかく、遅い。
正直だんだん個人開発関連で改修を入れるためにVagrantを立ち上げるのも億劫になってきていた。だってコマンド打ってからしばらく待たないと立ち上がらないんだもん。Atomもちょこちょこ固まるようになってきたし。
なので、これはいかんと思い新しいPCを探し始めた。メモリ8GB以上で、SSD500GB以上、CPUはあまりよくわからないけど、遅いのは困る。ディスプレイは小さめが良い。具体的に言うと、11.6型が良い。もちろん安ければ安い方が良い。…と、こうやって条件を絞り込んでいくと、無い。そんな「ぼくのかんがえたさいきょうのPC」は存在しないことがわかった。正直予算を上げれば買えた。でもその予算払うならMac買うわって感じだったのでやめた。
仕方ないので他の条件で妥協して、不便でも我慢しようかと思った。
で、条件を緩めてるときに気付いた。「あ、今使ってるPC、新しいの買ったらゴミになっちゃうよな…HDD以外は条件に合致してて理想のPCだったのに…あれ?それならSSDを買ってきてこのPCに入れちゃった方が良くないか?」と。
そこからは早かった。調べていったら、SSD換装の成功事例が簡単に見つかった。メモリ増設したこともあるので、PCを開けた経験もある。中がどうなっていたかも何となく覚えている。いけそうだ。
早速SSDを購入。初めてなので正直よくわからなかったけど、他のサイトで紹介されていたこれにしてみた。
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あと、移行に失敗したときのためにUSBで今のHDDに接続できるようにケーブルも買った。
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その後、データ移行用に、外付けHDDにhomeディレクトリ以下をcpコマンドで全部バックアップ。4年分なので一日がかりの作業だった。つらかった。
換装自体はメモリ増設の100倍簡単だった。PCを開けて確認すると、HDDは特にネジでおさえているでもなく、引っ張ったら外れたのでそこにSSDを差し込んで蓋を閉じて終了。10分かからない作業だった。
それから事前に作っておいたLinux MintのLive DVDでブートして、クリーンインストール。
普通ならこれだけで完了するはず。
私の場合はパーティションをいじりたかったのでクリーンインストールした後でまたちょこちょこいじって失敗して何度もやり直したりしたけど。
そんなこんなで、「ぼくのかんがえたさいきょうのPC」をわずか1万円ちょっとで実現できた。前のPCがゴミになることもなかった。圧倒的エコ。
ネットワーク関連やVagrant関連でいくつか問題があったけど、それ以外は今の所順調だ。
…と言っておいて後日不具合があるとアレなので、とりあえず記事タイトルは「道半ば」にしておいた。何か不具合が発生したら都度記事にしていきたい。
開発用PCを安く揃えたいという人にはオススメしない(PCを開けたりLinuxをインストールすると保証が切れるし、失敗しても全部自己責任だ。この記事を読んでやってみようと思った人も自己責任なのでご注意を。)
でも、PC買い替えたいけどお金が…と思っていて、かつサブ機もあって、失敗してもまぁいいや、という方がいたら、ちょっとやってみると面白いと思う。うまくいけば古いPCが蘇る可能性もあるし、何より楽しい。