新卒時代を振り返ってみた

昨日大手企業に新卒入社した人が希望の部署に入れてもらえなくて辞めた、みたいなのをネットで読んで、何となく自分の新卒時代を思い返してました。
自分の場合はそんな大企業じゃなくて、部類としては中堅SIerくらいだったんですが、まぁ人数はけっこういたような気がします。就活自体特段やる気はなくて、とにかくプログラミングを覚えたい一心で、開発職なら何でもいいって思いでやってました。思えばこのとき真剣に就活っていうか業界研究やってなかったこともあって、プログラマ=Webエンジニア、って思ってたんですよね。周りに同じ業界進む人がいなかったので相談できなかったってのもありますが、それにしても無知だった。

で、結局就職はできたものの、Web系に進むことは叶わずメインフレーム+COBOL、部署も希望してた流通じゃなくて金融でした。発表された日の帰り道、そこから先の未来に絶望してたのを覚えてます。いつ辞めようかということも真剣に検討しました。まぁ結局そのときは辞めずにずるずる6年近く働いて、最終的には辞めちゃって今はWebエンジニアになったんですけど。
じゃあこの6年が無駄だったかっていうとそうでもなくて、中堅SIerだったのでプロジェクト管理の真似事みたいなこともできて、そのおかげかプロジェクトマネジメント試験にも合格したし、COBOLだとフローチャートと処理が一致しててわかりやすいので未経験の新卒プログラマには良い訓練になったと思うし、メインフレームずっとやってたのでWebだとあんまりやらないようなバッチ処理に関して多少経験を積めました。おかげで夜勤とかけっこうあったけど。
もちろんさっさと辞めちゃってWeb系の会社に移ってれば、今よりずっと技術的な知識は身に付いたかもしれないけど、少なくとも私の場合は必要な6年だったなって思ってます。いや、6年は長かったな、やっぱり。4年くらいで良かったような気もする。。
もちろんマイナスの面もありましたけどね。Web系の知識は独学で覚えなきゃいけなかったので夜中の2時までPHPの本読んで、昼休みにもJavaの本読んだりしてました。あ、同じような境遇でネットに繋がらない端末持たされて鬱々としてる人がいたら、VBScriptをオススメします。テキストエディタだけあれば動くから、COBOL以外を触りたいときはよく一人でいじってました。今ならJavaScriptかな。ブラウザさえあれば動くし。

まとまりがなくなってきたけど、今振り返ると、無駄だと思ってた時間が本当は無駄じゃなかった、ってこともあるよと。とはいえ石の上にも3年とか言う気はまったく無いんだけど。ブラックで身体とか精神病むって思ったり、他にやりたいことがあるならさっさと辞めた方が良いし。でも、辞めるって決断はある意味いつでもできるので、今自分が経験してることを無駄にしないためにどうすればいいか?っていうのを、辞める前に一度考えてみると良いような気がします。

…何か年取るとこういうの書きたくなるな。気を付けよう。