絶対に過疎らないSNSを作った話

タイトルは釣りです(言ってみたかった)。
そこまで大した話ではないです。

以前開発日誌にも書いたけど、地域SNSというのを作っています。
地域SNSの定義は知らないし、調べるつもりも無いけれど、自分の中では「特定の地域の話題に限定したSNS」くらいの認識です。

で、この地域SNSを今月からα版からβ版(バグを減らして気軽に触ってもらえるようになった、くらいのニュアンス)に移行して運営しているのだけれど、これがまぁ投稿してもらえない。それもまぁ無理のない話で、個人開発の怪しげなサイトにわざわざ地域の情報を書き込む人なんてそれこそ稀有だろうなと。

「地域SNSツマンネ」って割と頻繁になってたのも事実なんですが、それで諦めるのもそれこそつまらない。そもそも、リアルで過疎ってきた故郷のために作ったWebサービスです。PRがうまくいかないからといってクローズするつもりは毛頭ありません。

なので、打開策として「自動で自分の地域SNSに投稿してくれるプログラム」を書きました。
といってもテキトーな言葉をつぶやかせるわけじゃありません。
ブロガーという言葉が定着して久しいこのご時世、「ご当地ブロガー」はどこにでもいます(多分)。
少なくとも自分の故郷にはちゃんと存在していました。心強い。
なので、彼ら彼女らのブログのRSSを読み込ませて頂いて、新着記事があって、かつそれが対象地域に関するものだったら、記事を紹介する投稿を作ってbotが地域SNSに投稿してくれる、というものです。
bot自体は元々作っていて、いわゆる人工無脳というのを採用しています。なんとこいつ、話しかけると答えてくれます。最近は飽きられ気味ですが(中身を更新しないので受け答えが単調)、もっと進化させて面白くさせる余地が多分にあると思っています。

かくして、「地域の情報を自動で収集&投稿」してくれて、「話しかけると答えてくれる」botが爆誕しました。
crontabで定期実行しているので、ご当地ブロガーが記事を更新してくれる限り、この地域SNSは更新され続けます。私自身が忙しかったり、ちょっと具合が悪かったり、何だったらちょっと地域SNSに飽きたりしてても関係無い。記事さえ存在すれば勝手に動いて勝手に投稿して、勝手に元記事へのリンクを貼り付けてくれます。かつ、話しかければ答えてくれる機能も元々持っているのでサーバーさえ健在ならば永遠にサービスを支え続けてくれるわけです。

個人開発では「投稿してくれないと過疎る」「人が来ても過疎ってるので気後れして投稿してくれない」という地獄のサイクルがあって、割とそれにハマってる人が多いように思います。ですが、今回作ったプログラムはその地獄のサイクルから抜け出すヒントを与えてくれるような気が、したりしなかったり。
正直まだ開発したばかりで稼動実績も無いのですが、このプログラムには密かに大いに期待を寄せています。
また進展があればブログに書きたいと思います。というか書けるような展開になって欲しいと願っています。

地域SNSの投稿問題と個人開発のPRの問題、両方解決できれば言うこと無しです。
続報をお送りできるようにこれからも頑張っていきます。